安室奈美恵の日認定ならず。日本記念日協会への申請方法を調べました

記念日のケーキ記念日を大事にする人って男女問わずいると思いますが、マメでいい印象を受けます。わたしはと言うと、誕生日、クリスマス程度しか意識が向かず、結婚記念日に関しては前月までは覚えているものの、3日前位まで忘れてしまうことがあり、自分でもズボラな面があることを自覚しています。

先日のニュースで、安室奈美恵さんの記念日を申請したけどだめだった、という内容を知ったのですが


そこでふと、「○○の日」ってよく聞くけど、どうやって決まっているのか疑問が湧きましたので調べてみました。その内容をまとめてみます。

一般社団法人日本記念日協会に申請して、記念日を登録する

このニュースにもある通り、宜野湾市観光振興協会が日本記念日協会に9月16日を「安室奈美恵の日」にしようとして失敗したという内容。
原因を「申請するに当たり、当方の認識不足による諸課題に直面した」と発表しています。また、「内容については言えませんが、こちらが提出した資料に不備がありました。今後については関係機関と話し合って検討したい。安室さん側に報告? 申請すると伝えてからは、今回の結果も含めてコンタクトを取っていません」とコメントされているようです。
何となく、申請している側のみ盛り上がっている感じもしないでもないですね。
この件に関してはTwitterでも


以上のような感じで、特に記念日として指定しなくても、ファンそれぞれが胸に留めておけば・・・というような意見が多いようです。

登録するにあたってのルール

協会のHPを見ますと、応募があった内容を協会で審査することになっているようですが、項目は以下の通り。
・申請者の情報
・記念日の名称
・日付
・由来
・目的
・活動内容
・今後の予定など
を審査するそうです。「不合格の場合、その理由なども含めて通知、回答はいたしません。」とあり、何でダメだったのかも教えてくれないとのこと。

しかし、今回の「安室奈美恵の日」については「こちらが提出した資料に不備がありました」と公表されているので、きちんと準備もせずに応募したようです。

他にも、登録できない内容というのも決まっています

書類不備は置いておいて、以下に紹介する点に該当する場合も記念日として登録ができないようです。
・他者の権利(商標権など)を侵害するもの及び権利者が公表を拒むもの
・名称、日付、由来、目的、活動などが不明瞭のもの
・既に登録されている記念日と同名、同音など錯誤の恐れがあるもの
・特定の政党及びその政治活動、特定の宗教団体及びその宗教活動
・反社会的な活動の要素がみられるもの
・記念日文化の発展を損なう恐れがあり、記念日の登録に馴染まないと当協会が判断したもの
・当協会の信用を傷つけるおそれがあると判断したもの

メディアに取り上げられることも多いので、そこで上記の内容が該当したら問題になってしまいますね。

登録にどれだけの日数がかかるか

こちらについても詳しく図を載せられているのでわかりやすく紹介されていましたが、HPからダウンロードできる書類を郵送もしくはFAXで送付するところから始まって、1ヶ月もあれば「記念日登録証」が発行されるようです。

今回、記念日認定ならずと大々的にニュースにまでなっていたのは、その事実の発表が9月10日のため、再度申請手続きを行っても登録は願っていた9月16日に間に合わないからかと思いますが、かなりギリギリの日程で進めていたような印象です。

登録のためにかかる費用

申請し、審査に合格して晴れて登録になった場合、登録料が発生します。1件につき15万円とのこと。1年に2日登録する場合は25万円、3件で30万円〜と、日数が増えるとお得なようです。
高いと見るか、安いと見るか。記念日をビジネスとして有益なものと考えるのであれば妥当な金額になるのでしょうか。

それ以外の記念日について

上記の協会に認定された記念日以外にも、公的に決まっている記念日というものもあります。
5月5日のこどもの日や10月の第2月曜日(元は10月10日)の体育の日などの祝日(休日)も記念日に含まれます。
また祝日(休日)ではない記念日としては、8月15日の終戦記念日や、9月1日の防災の日などが分かりやすいでしょうか。

また日本記念日協会以外にも、一般社団法人 日本記念日評議会という組織があるようですが(ウィキペディア参照)、ホームページが公表されていたものにアクセスできないこととヒットする内容に2019年のものがないので、活動しているか定かではない状態です。

ですが、実は本来、記念日を制定するのにこれらの団体の認定を受ける必要はなく、認定を受けずに独自に決めることができるようです。

日本では、「ひな祭り」「七夕」など、伝統的な行事として定着しているものから、 「○○の日」「○○記念日」といった業界や企業がそのPR効果を目的に制定したものまで、1990年の時点でおよそ2800種類以上もの記念日がありました。
ところが、こうした記念日について総合的に扱う機関・団体がなく、情報が誤って伝えられたり、せっかく記念日を設けても広く一般に浸透しないなどのケースが少なくありませんでした。
そこで、1983年より、記念日についての研究、情報の収集、広報活動を行ってきた日本記念日委員会が、 記念日に対する人々の理解と関心を高めるために、1991年4月1日に「日本(にほん)記念日協会」として正式に発足、活動を開始しました。
記念日の文化的、歴史的、産業的な発展と、記念日情報の総合窓口として、多くのメディア、各企業、業界、団体、自治体、個人の方々にとって、意義のある存在となるべくさまざまな活動に取り組んでいます。
記念日により日々の生活に潤いが生まれ、歴史が刻まれ、産業が盛んになり、社会的に大切な情報が多くの人に届く。それが記念日文化の向上であり、精神的にも個人と社会を豊かにすると考えています。

というわけで、申請して特に問題ない内容であれば登録して、それをPRしたり(有料で)してくれるということだそうです。

何か記念日に対する価値観が変わりました。正直。

前述の通りマメではないわたしは、記念日について考えたこともなかったのですが、今回のニュースから記念日ビジネスというものの存在を知りました。
色んなことを考える方がいるものだと感心しました。

記念日を登録することのメリット

実は勝手に「○月○日は、○○の日!」と宣言しても何ら問題ないようなのですが、

やはりそれなりに料金を支払って登録をするとその効果が期待できるようです。

メディアへのPRの他には
・社内、団体内のモチベーションの向上
・イベント企画のきっかけづくりに役立つ
・記念日は毎年やってくるため、記念日を軸にした継続的な活動を定番化できる。年中行事として新しい文化を生み出すきっかけになる

内外に対するイメージ作りにも貢献するという訳ですね。
それに対するノウハウがある、というのが売りのようです。

9月16日が安室奈美恵の日に出来なかったことについて思うこと

まず、不備があった箇所を修正・訂正すれば再度申請はできるのかもしれませんが安室ちゃんご本人がそれを望むのかと考えると、必ずしも望まないのではないかと思いました。

引退されたということは、ご自身はすべて出し切って終えられたということなのだと思いますし、毎年毎年その日に何かイベントをして強制的に思い出して欲しいと考えないのではないかと。だって、思い出して欲しければ引退せずに数年に一枚レベルで曲を発表したりしたら、安室ちゃん程の方ならずっとファンには注目してもらえると思うんです。

わたしは芸能ごとに本当に疎いので、どういった事情で宜野湾市観光振興協会が安室ちゃんPRをされているのかわかりませんが、本当に本人のことをお考えなのであれば、不備が出そうな状態で申請などしないのではないでしょうか。

引退された芸能人ではあっても1人の人間ですから、いい加減なことをしたら嫌な気持ちになりますよね。

シンプルに、大事な人を大事にして欲しいと思いました。

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