今年の秋は、「秋カビ」が発生しやすいと言われています。
ん?
秋カビって何?
秋カビとは、そのまま「秋に発生するカビ」のこと
秋の時期に発生するカビのことを「秋カビ」と言うそうです。
通常、カビは梅雨の時期に発生しやすいといわれているので、
その時期には発生させないよう注意して、
よりしっかりと掃除している人は多いのではないでしょうか。
わたしも、梅雨の時期にはカビキラーを手に浴室の掃除をしています。
今年は、夏の長雨により日照不足でカビが発生しやすいとのこと。
季節は春→夏と真逆な気もしますが、
秋になると気温と湿度がちょうど梅雨時と同じになることがあるようです。
カビの発生条件とは
カビが発生するには、「温度」と「湿度」と「栄養」が必要とされます。
栄養とは、ホコリなどの汚れをさします。
浴室の場合はほこりや皮脂などの汚れが残っているとカビが発生するようです。
また、衣類にカビが生えたことってありませんか?
スーツなどしょっちゅう洗うものではない場合、
汚れを気付かずにクローゼットにしまっていたりすると、カビが生えることがあります。
年末大掃除の前に、カビ掃除&対策を
この時期に発生しやすい秋カビ。
生えてしまったら、掃除のあとに生えにくくする対策を併せて行うことで、
年末の大掃除の手間を省けそうです。
カビ掃除は専用の洗剤を使うことで早く除去できますが、
その際は裏側の注意書きは必ず読むようにしましょう。
特にカビキラーなどは酸性洗剤(酢やクエン酸など)と混ぜるとガスが発生し、
命に関わることがあります。換気しながら、注意して掃除しましょう。
●浴室
・浴室使用前に壁などにシャワーをかけ、汚れがつきにくくする。
・入浴後は、浴室の壁や床に冷水シャワーをかけ、温度を下げる。
・壁や床、濡れているところをスクイージーで水切りする。
・換気扇を回し、換気する。
・ガス浴室暖房乾燥機がある場合は、2時間乾燥運転を行う。
・タイル張りの場合は、目地にロウソクを塗って撥水加工をする。
・エタノールスプレーをカビの生えやすいところにスプレーする。
●キッチン
・換気扇を調理中に限らず日中はこまめに回し、室外へ空気の流れを作る。
・水仕事のあとはしっかり水気を拭き、エタノールスプレーをする。
・シンク下の収納スペースは締め切ったままにせず、換気と除湿に気をつける。
●その他
・クリーニングに出した衣類は、ビニールのかかったままにせず、不織布などのカバーに入れ替える。
・靴箱も通気を良くする。可能であれば戸を外した状態にし、目隠しにすだれなどをかけると良い。
・カーペット、ラグは丸洗いできるものを選び、定期的に洗たく・天日干しを行う。
以上、梅雨と同じく発生しやすい秋カビについて書きましたが、
空気が乾燥してくると今度はカビの胞子が飛びやすくなります。
一年中カビとの追いかけっこになってしまいますが、
防止策をなるべく習慣づけることによって、健康被害は防げるので
できることから実践していったほうが良さそうです。
特に小さなお子さんやアレルギー体質の方は、カビに気をつけたほうがよさそうですね。