前回のお話(大阪在住・35才・妊活スタートしました。病院体験談15)はこちら
赤ちゃんの心拍を確認でき、不妊治療専門のクリニックを卒業したところまで書きましたが、
ここで妊活を自分なりに振り返ってまとめてみたいと思います。
これから妊活を始めていこうと思われる際に、気になりそうな部分をピックアップします。
不妊治療 病院はどこを選ぶ?婦人科、不妊治療専門?
わたしは不妊治療専門の病院を選んで通っていましたが、
検査自体は婦人科でも可能なことが多々あります。
特に、産婦人科の場合は不妊治療→出産→産後と、
そのまま通い続けられるので楽な部分があります。
選んだポイントはいくつか書きましたが、何に重点を置くのかはその人次第、
選択肢は多い方が良いのかもしれません。
●総合病院、大学病院など
メリット
・医療設備が整っている
・他の科との連携がとれる(小児科など)
・治療から出産、産後まで通える
デメリット
・診察までの待ち時間が長い
・診察時間が短い
・妊婦、赤ちゃんと同じ待合室になる可能性あり
・曜日ごとに担当が変わる
●個人の産婦人科
メリット
・治療から出産、産後まで通える
・件数は比較的多いので、自宅や勤務先等通いやすいところにある
・担当医に診てもらえることが多い
デメリット
・不妊治療の知識や経験は施設によって差が大きい
・高度生殖医療(体外受精など)の技術がないところも多い
●不妊治療専門クリニック
メリット
・高度生殖医療が可能
・メンタルケアにも配慮
・不妊カウンセラー、胚培養士など、専門家らで体制を整えている
デメリット
・数が少なく、選べない地域も
・有名なほど患者が多いので、予約が取れなかったり待ち時間が長いことも
・自由診療が多く、料金負担が大きい
個人的には総合病院はしんどかった
わたしは不妊治療専門クリニック→総合病院で出産という方法をとりましたが、
妊婦健診などで総合病院に通っている時期は、上にある通り、やっぱり混んでいるし、
担当がころころ変わってあまり良いとは思いませんでした。
妊娠前からこの状態だったら、もしかしたら不妊治療も諦めていたかもしれません。
検診日は会社に半休をもらっていたのですが、午前中の検診が待たされた為に
午後からの勤務に間に合わないことも多かったですし、
長引いたら単純に疲れやすくなり、家に帰ってから家事ができない日もありました。
また担当医が変わる点に関しては、わたしの通った淀川キリスト教病院では、
検診だけなら土曜日も診てもらえるようになっていました。
ただ、平日の他の先生と違う点が多く(内診時カーテンを開けてするこだわりのある年配の先生とか)
同じ検診でも当たり感・はずれ感があってストレスでした。
出産する際のマタニティセンターは申し分ないので、
それまでの通院に関してはわたしは他所の病院がよかったかも、と感じました。
急に「明日の◯時に来てください」と言われることも多いから、場所は大事
わたしはクリニック通院中には、遅刻or早退にして時間指定で細々と有給を使っていたのですが、
それもあらかじめ会社の上司や周りに迷惑を掛けそうな人には声を掛け、
頭を下げていた経緯があります。
おそらく、勤めていたらみなさん誰でも同じように周りに気を使わないといけないと思いますが、
治療に案外多いのが、いきなり翌日の来院を指定されることです。これは結構困りました。
もともと数日前に通院のことを伝えている状態でも気を使うのに、
いきなり明日の朝遅刻してきます、なんて言いにくいものですよね。
わたしは会社帰りにも家からも行きやすい場所に通院していました。
これが遠い場所に通っていたら、もっと時間が掛かってしまいます。
場所の選び方は、自分ではどうにもならない部分も大きいとは思いますが、
急な通院も考慮しておくべきと思います。
また、もともとわたしの職場は残業も多く、業務も多部署より忙しいところだったので、
早退して病院に行く方が楽かと思ったのですが実際はそうでもありません。
通院期間中はあまり体調が良くなく、電車通勤だけでも疲れることもよくあったので、
1日の移動が家→会社→病院→家となるだけで結構大変でした。
家事を夫婦で分担されている人も多いとは思いますが、
家に帰ってすぐお風呂に入って眠れる環境の方は少ないのではないでしょうか。
わたし自身は夕飯を作るのも手抜きになりがちだったように思います。外食も増えていきました。
このように書くと、嫌なことばっかり、という感じにみられるかもしれませんが、
夫婦一緒に通院している場合は、妊娠したら、出産したら、とか話しながら外食するのは
結構いい時間だったと思いました。本当に妊娠できたら、色々制限されてしまうので
(それこそ食べてはいけないものがあったりするので)通院中はあまりお金は使えないですが、
環境を楽しんでいくのも大事だと思います。デートとまでは言えないにしろ、
2人の時間はあとから振り返ってみると貴重なものだったと感じると思います。
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